医の倫理として誤っているのはどれか。
a 医学研究の科学的および社会的利益は被験者の福利より も優先される。 b 人類の健康を向上させるために医師の知識と良心を捧げる。
c 患者は宗教的支援を受ける権利、 拒絶する権利を有する。
d 医学研究においては被験者の自発的同意が必須である。
e 社会制度が違っても基本的人権を守る。
2 重量物を取り扱う姿勢で、 腰部への負荷が少ないのはどれか。
a 背を少し曲げて荷物を運ぶ。
b 腰をひねって荷物を移動させる。
c 体幹からできるだけ離して荷物を持つ。
d 膝を伸ばしたまま床面の荷物を持ち上げる。
e 荷物をへその下にぴったりとつけて持ち運ぶ。
3 医療面接を行う上での医師の心がけとして適切でないのはどれか。
1
a 丁寧語や敬語を用いる。
b 患者と視線を合わせる。
c 患者の表情や体の動きに注意する。
d 質間することにできるだけ多くの時間を使う。
e 患者の声の調子や抑揚、 アクセントに注意する。
◇M8(435-203)
4 頸部の写真(別冊No.1)を別に示す。
消化管癌の転移がみられやすぃリンパ節の部位はどれか。
a
b
c
d
e
別 冊
No. 1 写 真
5 無月経と関連が深いのはどれか。
a や せ
b 浮 腫
c 高血圧
d 貧 血
e 蛋白尿
6 下痢をきたしやすいのはどれか。
a 十二指腸潰瘍
b 過敏性腸症候群
c 肝硬変
d Parkinson病
e 甲状腺機能低下症
2
◇M8(435-204)
7 世界保健機関くWHO)が標準とした血圧測定時の体位はどれか。
a 立 位b 坐 位c 仰臥位d 右側臥位e 左側臥位
8 甲状腺腫瘍の触診の際に患者に行わせるのはどれか。
a 嚥 下
b 発 声
c 深呼吸
d 頸部の回旋
e 頸部の前屈
9 BabinLski 徴候を誘発する方法(別冊No2~)を別に示す。
足底をこする方向で正しいのはどれか。
a
b
c
d
e
別 冊
No. 2 図~
3
◇M8(435-205)
10 写真(別冊No3)は何をしているところか。
a 動脈血採血
b 動脈圧測定
c 静脈内注射
d 静脈血採血
e 静脈路確保 '
別 冊
No. 3 写 真
11 乳児の血液検査で基準値が成人よりも高いのはどれか。
a ヘモグロビン
b IgA c 尿素窒素
d ナトリウム
e ALP
4
◇M8(435-206)
12 高二酸化炭素血症を認める慢性閉塞性肺疾患<COPD)患者で意識障害をきたし得
るのはどれか。
a 呼吸中枢刺激薬投与 .
b 経鼻的持続陽圧呼吸療法
c 気管切開による人工呼吸
d 気管挿管による人工呼吸
e フェイスマスクからの100%酸素投与
13 頭部単純CT(別冊4A、 B)を別に示す。
病変は何か。
a 炎 症
b 外 傷
c 虚 血
d 出 血
e 石灰化
別 冊
No. 4 写真A、 B
5
◇M8(435-207)
14 HBs抗原陽性の入院患者を診療する際の感染対策として必ず行うのはどれか。
a 病室を個室にする。
b 病室に入るときはガウンを着る。
c 病室に入るときはスリッパに履き替える。
d 採血するときは手袋をする。
e 使用済み注射針はリキャッブして廃棄する。
15 浮腫の原因とならないのはどれか。
a β遮断薬
b ビタミンBI薬
c 卵胞ホルモン薬
d カルシウム拮抗薬
e 非ステロイド性抗炎症薬
16 生活に困窮している国民に医療を保障している制度はどれか。
a 介護保険
b 簡易保険
c 国民年金
d 生活保護
e 国民健康保険
6
◇M8(435-208)
17 ある生活習慣による臓器別の発がん相対危険度(別冊No. 5)を別に示す。
この生活習慣はどれか。 a 香辛料多量摂取
b 高脂肪食摂取
c 食塩多量摂取
d 喫 煙
e 飲 酒
18 PDCAサイクルくデミングサイクル>について正しいのはどれか。
a 倫理指針
b 診療録開示手順
c 質改善の方法論
d 医療廃棄物処理手順
e 医療機関相互の診療情報提供手段
19 高齢者の転倒で骨折が最も起こりやすいのはどれか。
a 頭蓋骨
b 鼻 骨
c 中手骨
d 大腿骨
e 中足骨
7
◇M8(435-209)
20 インフォームドコンセントで正しいのはどれか。
a 医師法で定められている。
b 同意は無条件で撤回できる。
c 時間をかけて説得が行われる。
d 本人と家族の同意が必須である。
e 治療法の予後の説明は割愛できる。
21 28歳の女性。 1週前に嘔気で受診し、薬剤を処方された。その後、別の医療機
関で妊娠と診断された。 薬剤による胎児への影響を心配して、 薬剤を処方した医療機関に再来院した。
対応として適切なのはどれか。
a 「当院の産婦人科に入院して中絶しましょう」
b 「妊娠や服薬の状況について詳しく教えてください」
c 「あなたが不注意なために、 こういう問題が起こったのですよ」
d 「病院の苦情を担当する課が対応しますので、 そちらで相談してください」e 「なぜ、 そんなことを考えるのですか。 元気な赤ちゃんを産むように頑張りましょう」
8
◇M8(435-210)
22 72歳の女性。 転倒による腰椎圧追骨折のため整形外科病棟に入院した。 入院当
夜に「ここはどこ」、 「助けて」と大声を出じて興奮し始めた。 周囲の者には見えない相手と争っている様子となり不穏となった。 数時間にわたってこのような状態が続いた。 翌朝覚醒時、 見当識に障害はなく落ち着いているが昨夜のことは記憶にない。 入院前には精神症状はみられなかった。
考えられるのはどれか。
a 昏 迷
b 解 離
c せん妄
d Korsakoff症候群
e 偽認知症<偽痴呆>
23 40歳の女性。 健康診査でコレステロール高値を指摘され来院した。 血清総コレ
ステロール324nlg/di。 他に異常を指摘されなかった。 自覚症状はない。 父親は43歳時に心筋梗塞で死亡している。
診断上重要なのはどれか。
a 頸部触診
b 胸部聴診
c 腹部触診
d アキレス腱の触診
e 上下肢の動脈の触診
9
◇M8(435-211)
24 11か月の乳児。 嘔吐と不機嫌とを主訴に午前の外来を受診した。 昨日から哺乳
量が減少し、 腹部を痛がるような動作が認められた。 今朝から不機嫌で、 ミルクを
1回口區吐した。 ベッド上で腹部を診察しようとすると号泣し、 手足を激しく動かすため診察が困難である。
対応として正しいのはどれか。
a 四肢を拘束する。
b ミルクを飲ませる。
c 催眠薬を投与する。
d 午後の外来への受診を指示する。
e 母親に抱いてあやすよう指示する。
25 60歳の男性。 他院で膵癌の疑いがあると言われたため、 検査データを持ってセ
カンドオピニオンを求めて来院した。 最近仕事が忙しく、 食事が不規則になり、 体重も減ってきた。 検査データではCAI9-9のみ上昇していた。 CAI9-9の膵癌検出の感度は50%、特異度は75%であり、 この患者での膵癌の検査前確率を20%と仮定する。
CAI9-9 の上昇を考慮した検査後確率はどれか。
a 26%
b 33%
c 40%
d 47%
e 54%
10
◇M8(435-212)
26 40歳の男性。仕事中、大量に吐血して搬入された。意識は清明。体温36.1℃。
脈拍120/分、整。血圧76/50mmHg。顔面は蒼白。腹部は平坦、軟。上腹部に圧痛を認めるが、筋性防御は認めない。血液所見:赤血球260万、rib8.4g/di、Ht 26%、白血球12,000、血小板23万。
対応として適切でないのはどれか。
a 酸素投与
b 静脈路確保
c 勝胱カテーテル挿入
d 上部消化管造影
e 上部消化管内視鏡検査
27 23歳の女性。 喘鳴と息切れとを主訴に来院した。 1年半前から風邪をひくと喘
鳴と息切れとが出現し、 風邪が治るといつも消失していた。 1週前にも同じ症状が出現し、 息切れがこれまでで最も強かったが、 週末を挟んで症状が軽減してから受診した。身長154cm、体重46kg。体温36.5℃。呼吸数16/分。脈拍80/分、整。 血圧112/64mrnHg。 心音と呼吸音とに異常を認めない。 動脈血ガス分析(自発呼吸、1-com air):PH7.41、Pa0286Ton-、Pace239Torr。
考えられるのはどれか。
a 急性気管支炎
b 気管支喘息
c 気管支拡張症
d 胸膜炎
e 肺結核
11
◇M8(435-213)
28 50歳の男性。 病気に対する不安感を主訴に来院した。 20歳から喫煙を開始し、
1日20本吸い続けてきた。 最近、 親戚が肺癌にかかったことで心配になり、 自分も近いうちに肺癌にかかるのではないかと質問してきた。
説明で適切なのはどれか。
a 「毎年肺癌検診を受ければ大丈夫です」
b 「直ちに禁煙しないと肺癌にかかります」
c 「食事に気をつければ肺癌は予防できます」
d 「これから禁煙すれば肺癌にかかる可能性は減ります」
e 「喫煙を続けても肺癌にかかる可能性は小さいので安心してください」
29 35歳の女性。前胸部痛を主訴に来院した。 1か月前から毎日2、3時間、前胸部
に何となく重苦しい感じが続いていた。 全身f卷怠感を認めたが、 不眠はなかった。 症状に関して確認し、 さらに患者の考えを聞いたところ、 「最近いろいろストレスも多いので・・・ Jと話した。
これに続く医師の発言として適切なのはどれか。
a 「それは問題ないと思います」
b 「ストレスが原因だと思います」
c 「お仕事はストレスになりますか」
d 「ほかに原因として心当たりはありますか」
e 「よろしければもう少し詳しく教えていただけますか」
12
◇M8(435-214)
30 72歳の女性。咳を主訴に来院した。 3日前から咳が出るようになり、食欲も
徐々に減退した。 昨日はお茶を湯飲みに3杯飲んだが、 食事はとれなかった。 今朝からは寒気がして、身体が震えるという。意識は清明。体温38.2℃。脈拍96/分、 整。血圧138/80 mmHg。皮膚はやや乾燥している。胸部右背面で吸気時のcoarse c1-acklesを聴取する。指導医と相談し、入院させて維持液1,5001-nlを9 時間かけて輸液することとした。 輸液セットを輸液容器に接続した。 輸液セットの包装紙の記載と輸液セットの模式図(別冊No. 6)とを別に示す。
点滴筒で 1 分間に滴下する設定数で正しいのはどれか。
a 96滴
b 56滴 , c 34滴
d 12滴
e 7滴
13
◇M8(435-215)
次の文を読み、31、32の問いに答えよ。
65歳の男性。 発熱を主訴に来院した。
現病歴 : 1週前から咳嗽と喀痰とを認めていた。 3日前から高熱となり、膿性痰
が増量し、 昨日から呼吸困難も増強したため来院した。
既往歴 : 5年前から糖尿病を指摘され、 食事療法を勧められていたが放置していた。
生活歴 : 喫煙は30本/日を26年間。飲酒はビール大瓶1本/日を40年間。
家族歴 : 特記すべきことはない。
現 IIE : 意識は清明。身長168cm、体重68kg。体温39.2°C。脈拍112/分、
整。血圧138/96rnmHg。左胸部打診で濁音を認める。心音に異常を認めない。左側の呼吸音の減弱を認める。
検査所見 : 尿所見:蛋白1十、糖(-)。血液所見:赤血球410万、Hb13.0
g/di、Ht40%、白血球13,900(好中球80%、好酸球5%、好塩基球1%、単球
4%、 リンパ球10%)、血小板46万。血液生化学所見:血糖125mg/di、総蛋白6.2g/di、 アルブミン2.6g/di、 尿素窒素20.0 rng/(11、 クレアチニン0.6mg/ di、総ビリルビン0.3mg/di、直接ビリルビン0.2mg/di、 AST 53 IU/1、ALT58 IU/1、LDH340 IU/1(基準176~353)、Na141rnEq/1、K4.6mEq/1、oliO9 rnEq/1、 Ca8.4mg/di。 免疫学所見:CRP 16.9mg/di、 β一Dーグルカン6.0 pg/mt
(基準20以下)。 胸部エックス線写真(別冊No7A)と胸腔穿刺液のGram染色標本(別冊No7B)とを別に示す。
別 冊
No. 7 写真A、 B
14
◇M8(435-216)
31
この疾患にみられるのはどれか。 a 胸 痛
b 嘔 気
c 血 痰
d 嗄 声
e 下腿浮腫
32 治療薬として適切なのはどれか。
a 抗菌薬
b 抗真菌薬
c 抗結核薬
d 副腎皮質ステロイド薬
e 非ステロイド性抗炎症薬
15
◇M8(435-217)
次の文を読み、 33、 34の問いに答えよ。
42歳の男性。 腹痛と嘔吐とを主訴に来院した。 .
現病歴 : 3日前から間欠的に腹痛が出現し、 嘔吐を繰り返した。 昨日から腹痛は
持続的となり、 今朝から38℃台の発熱を認める。 3日前から排ガスと排便とがないo
既往歴 : 28歳時に胆嚢摘出術を受けた。
現 症 : 身長172cm、体重65kg。体温38.4℃。脈拍124/分、整。血圧96/62
mmHg。 眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。
検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤沈80mm/
1時間、 赤血球520万、 Hb16.5g/di、 自血球18,000、 血小板34万。 血液生化学所見:総蛋白6.8g/di、アルブミン3.5g/di、 AST45 IU/1、AIT50 IU/1。 CRP 18.0 mg/di。 腹部エックス線単純写真立位像(別冊No8)を別に示す。
別 冊
No. 8 写 真
16
◇M8(435-218)
33 腹部所見でみられるのはどれか。
a 波 動
b 鼓 音
c 血管雑音
d 腹壁静脈怒張
e 表在リンパ節腫脹
34 初期の対応で誤っているのはどれか。
a 絶飲食
b 輸 液
c 下剤投与
d 抗菌薬投与
e 胃管挿入
17-
◇M8(435-219)
次の文を読み、35、36の問いに答えよ。
40歳の男性。 左下肢の痛みを主訴に来院した。
現病歴 : 4週前から左腰の痛みが出現した。 他院で腰痛症の診断で非ステロイド
性抗炎症薬の投与を受け、週1回通院していたが症状は改善せず、 左下腿外側の痛みと左足背のしびれとを自覚するようになった。 患者自身としては以前経験した腰
痛とは違うように思っていたが、 腰痛症と診断した医師とは長い付き合いで、 その
ことを言い出せず、 改善のないまま4週間服薬を続けた。 しかし、 全く改善がみら
れないため, 紹介状を持たずに当院を受診した。
既往歴 : 30歳から時々腰痛を自覚。
生活歴・家族歴 : 特記すべきことはない。
現 症 : 意識は清明。身長170 cm、体重65kg。体温36.2℃。脈拍72/分、
整。 血圧124/66mrnHg。 左右膝蓋腱反射とアキレス腱反射とは正常で、 病的反射はみられない。 徒手筋力テストでは左母趾の背屈力が4と低下している。
18
◇M8(435-220)
35 下線部のような状況を避けるために有用な会話はどれか。
a 「階段の昇降はできますか」
b 「痛みで夜中に目が覚めますか」
c 「尿の出が惡いことはありますか」
d 「痛みについて何か心配なことはありますか」.
e 「痛みが続いているのですか。 困りましたね」
36 診断に有用な検査はどれか。
a 筋電図
b 大動脈造影
c 頭部単純C「
d 腰椎単純MRI

e 大腿静脈超音波検査

19
◇M8(435-221)
次の文を読み、37、38の問いに答えよ。
10か月の乳児。 けいれんを起こしたため搬入された。
現病歴 : 2日前の朝から38.5℃の発熱と喘鳴とがあり、抗菌薬と鎮咳去痰薬の
投与を受けた。 今朝から機嫌が悪く、 昼過ぎから全身性強直間代性けいれんを起こした。 来院時けいれんは停止していたが、 けいれんの持続時間は40分間であった。
既往歴 : 特記すべきことはない。
発達歴 : 特記すべきことはない。
家族歴 : 母親が子供のころにけいれんを起こしたことがある。
現 症 : 呼びかけても開目除しない。身長73cm、体重9.2kg。体温38.8℃。呼
吸数36/分。 心拍数120/分、 整。 皮膚に発疹を認めない。 眼瞼結膜に貧血を認めない。 咽頭に発赤を認める。 心音と呼吸音とに異常を認めない。 腹部は平坦、 軟で、 右肋骨弓下に肝を1cm触知する。 四肢の腱反射は軽度亢進している。
20
◇M8(435-222)
37 本児について単純型熱性けいれんに当てはまらないのはどれか。
a 発症年齢
b けいれんの型
c けいれん時の体温
d けいれんの家族歴
e けいれんの持続時間
38 まず行うべき検査はどれか。
a 脳 波
b 頭部単純CT c 脳脊髄液検査
d 動脈血ガス分析
e 胸部エックス線撮影
21
◇M8(435-223)



トップ   差分 バックアップ リロード   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2011-02-06 (日) 17:17:07 (3204d)