A

(平成22年2月13日 9時30分~11時30分)

1 予防のため医療従事者がN95マスクを使うのはどれか。

a 梅毒

b 結核

c 非結核性抗酸菌症

d サイトメガロウイルス感染症

e メチシリン耐性黄色ブドウ球菌肺炎(MRSA肺炎)


2 乳児の細菌性髄膜炎の起炎菌として頻度が高いのはどれか。 2つ選べ。

a 大腸菌

b 緑膿菌

c 肺炎球菌

d インフルエンザ菌

e B群溶血性レンサ球菌


3 乳癌に対する標準治療でないのはどれか。

a 手術

b 温熱療法

c 放射線治療

d 抗癌化学療法

e ホルモン療法


4 膵管内乳頭粘液性腫瘍(lPMN)の検査所見で誤っているのはどれか。

a 造影CT --- 全体に肥厚した被膜

b 内視鏡的逆行性胆管膵管造影 (ERCP) --- 膵管の拡張

c 磁気共鳴胆管膵管撮影 (MRCP) ---- ブドウの房状の形態

d 十二指腸内視鏡検査 ---- Vater乳頭口開大

e 膵管鏡検査 ---- イクラ状上皮


5 覚せい剤精神病でみられるのはどれか。 2つ選べ。

a 意識変容

b 通過症候群

c 逆而、i性現象

d フラッシュバック現象

e レム睡眠行動障害(REM睡眠行動障害)


6 我が国における心臓移植の現状について正しいのはどれか。

a 待機期間が短い。

b 対象若年者に限られている。

c 施行数は急速増加している。

d 最も多い原疾患は虚血性心筋症である。

e 移植前、 強心薬治療と補助人工心臓装着とを受けている。


7 バイオテロリズムに用いられる可能性の高い病原体はどれか。 3つ選べ。

a 炭疸菌

b 破傷風菌

c ペスト菌

d ポリオウイルス

e 天然痘ウイルス


8 EBウイルスについて正しいのはどれか。

a 赤血球感染する。

b 突発性発疹の原因である。

c ヘルペスウイルス科に属する。

d 我が国では思春期以降の感染が多い。

e オセルタミビルによって増殖抑制される。


9 手術で用いられる器具(別冊No.1)を別に示す。

この器具を用いるのはどれか。 2つ選べ。

a 反復性肩関節脱臼

b 腰椎分離症

c 半月板障害

d 月望骨疲労骨折

e アキレス腱断裂


10 疾患検査法の組合せで正しいのはどれか。

a 急性膵炎 ---- IgG試験

b 慢性膵炎 ---- ウレアーゼ試験

c 自己免疫性膵炎 ---- 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)

d 襲胞性膵疾患 ---- 線維化マーカー

e 膵内分泌腫瘍 ---- 細胞表面抗原


11 両眼ともに上外側が見えにくいことを訴える患者頭部単純MRIのT2強調冠状断像(別冊No2)を別に示す。視野障害に関与する構造はどれか。

a b c d e


12 急性心膜炎でみられるのはどれか。 3つ選べ。

a 胸痛

b ST上昇

c 左心不全

d 心房細動

e 心膜摩擦音


13 在胎32週、頭位分娩で出生した新生児合併しやすいのはどれか。 2つ選べ。

a 低血糖症

b 腕神経叢麻痺

c 胎便吸引症候群

d 呼吸窮迫症候群

e 幅状腿膜下血腫


14 急性扁桃炎と扁桃周囲膿瘍との鑑別に有用所見はどれか。 2つ選べ。

a 膿栓

b 開口障害

c 口蓋垂偏位

d ロ蓋扁桃腫大

e 頸部リンパ節腫大


15 解離性障害(転換性障害)について誤っているのはどれか。

a 多重人格が含まれる。

b トランス状態が含まれる。

c パニック障害がしばしば併存する。

d 解離性遁走(フーグ)では解離性健忘を伴う。

e 精神分析学的には疾病利得が根底に存在する。


16 組合せで正しいのはどれか。 3つ選べ。

a b C d e
インスリノーマ ガストリノーマ グルカゴノーマ ソマトスタチノーマ V I Poma 手指振戦 胃無酸症 耐糖能異常 難治性潰瘍 下痢


17 母体投与した薬物への影響組合せで正しいのはどれか。

a インドメタジン ---- 呼吸抑制

b 塩酸リトドリン ---- 動脈管収縮

C 副腎皮質ステロイド ---- 新生児けいれん

d 硫酸マグネシウム ---- 心筋肥厚

e ワルファリン ---- 脳出血


18 急性呼吸不全の原因とならないのはどれか。

a 敗血症 b 肺挫傷 c 胃液誤嚥 d 過換気症候群 e 肺血栓塞栓症


19 細菌感染が原因となる疾患はどれか。

a へルバンギーナ b グループ症候群 c 急性喉頭蓋炎 d 手足口病 e 駕口瘡


20 30歳の女性妊娠27週。腹痛主訴来院した。超音波断層法で羊水過多症と胎児発育遅延とが認められ、 さらに胎児心奇形と胎児頭蓋内の異常とを指摘された。 内診で子宮口は2cm開大しており、子宮収縮が3分おきにみられる。 出血はなく、破水はしていない。 処置として適切なのはどれか。

a 羊水穿刺 b 帝王切開 c 人工妊娠中絶 d McDonald手術 e 子宮収縮抑制薬投与


21 生後5日の新生児。 38週5日、 体重3,200gで出生した。 出生直後から腹部膨満に気付かれていたが、 その後も症状持続するため搬入された。 腹部写真(別冊No3A)と腹部エックス線写真(別冊No3B)とを別に示す。 確定診断に必要なのはどれか。 2つ選べ。

a 腹部造影CT b 直腸粘膜生検 c 上部消化管造影 d 腹部超音波検査 e 直腸肛門内圧検査


22 64歳の男性。上腹部の不快感を主訴来院した。血液所見:赤血球385万、Hb 106g/df、Ht32%、白血球8,600、血小板24万。免疫学所見:CRP 02 mg/d1、 EA3.5ng/di(基準5以下)。 上部消化管造影写真(別冊No4)を別に示す。最も考えられるのはどれか。

a 胃憩室 b 胃ポリープ c 胃粘膜下腫瘍 d 胃癌 e 胃巨大皺裝症


23 75歳の女性。 突然の背部痛を主訴来院した。高血圧のため投薬を受けている。 胸部造影CT(別冊No5)を別に示す。 合併する病態として考えにくいのはどれか。

a 喀血 b 腸管壊死 c 急性腎不全 d 下肢急性虚血 e 大動脈弁閉鎖不全


24 62歳の女性高血圧主訴来院した。 10年前から高血圧を指摘され、 様々な降圧薬内服したが、 正常血圧維持困難であった。意識清明身長154 cm、体重40kg。体温36.4℃。脈拍76/分、整。血圧160/96mmHg。心尖部にIV音聴取する。・脾を触知しない。周囲に血管性雑音を認める。下肢浮腫を認めない。尿所見:蛋白(-)、(-)。血液所見:赤血球416万、Hb12.2 g/d1、Ht32%、白血球6,800、血小板28万。血液生化学所見:血糖96mg/di、総蛋白7.2g/di、アルブミン4.6g/dL、 尿素窒素20 mg/dL、 クレアチニン1.0 mg/dL、尿酸6.0mg/dL、総コレステロール272mg/di、 トリグリセリド160 mg/d1、Na 140 mEq/1、K 3.4 mEq/L、Cl 106mEq/L。腹部造影CT血管写真(腹部 CTA>(別冊No6)を別に示す。 異常値予測されるのはどれか。 2つ選べ。

a TSH b コルチゾール c アルドステロン d エストラジオール e 血漿レニン活性(PRA)


25 62歳の女性安静時息切れ主訴来院した。 60歳ころから心雑音を指摘されていたが、放置していた。 6か月前から労作時の息切れと動悸とを感じるようになった。脈拍84/分、整。血圧126/74mmHg。呼吸音異常を認めない。収縮終期心エコー図(別冊No7A)と収縮中期カラードプラ心エコー図(別冊No. 7B)とを別に示す。 聴診所見はどれか。 2つ選べ。

a I音減弱 b II音減弱 c II音の固定性分裂 d 連続性雑音 e 全収縮期雑音


26 1か月の乳児健康診査のため来院した。 在胎38週、 体重2,830gで出生し、生後5日に退院した。 身長52cm、 体重3,900 g。母乳栄養で哺乳力は良好である。呼吸数40/分。心拍数120/分、整。血圧86/54mmHg。呼吸音異常を認めない。 胸骨左縁第3肋間を最強点とする3/6度の収縮期雑音を聴取する。 を右肋骨ii下に1cm触知する。心エコー図(別冊No8A、 B)を別に示す。 診断はどれか。

a 単心室 b Fallot四徴症 c 動脈管開存症 d 心室中隔欠損症 e 完全大血管転位症


27 8歳の女児学校プールで泳いでいるときに突然意識消失した。 以前にも同様の出来事があった。 父親が34歳で突然死しているが詳細は不明である。 身体所見に異常を認めない。 脳波、 頭部CT および胸部エックス線写真に異常を認めない。脈拍64/分、整。血圧108/68mmHg。心電図(別冊No9~)を別に示す。 この患児の意識消失発作時の心電図として考えられるのはどれか。

a b c d e


28 65歳の男性胸痛呼吸困難とを主訴来院した。 3か月前から胸痛自覚して次第増強し、 最近呼吸困難出現した。 呼吸数24/分。 血圧128/84mmHg。 経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)93%。 左呼吸音減弱を認める。 胸部エックス線写真(別冊No. 10A)と胸腔ドレナージ後の胸部造影CT(別冊No. 10B)とを別に示す。 この疾患について正しいのはどれか。 2つ選べ。

a 職業起因する。

b 先行する感染症がある。

c 気管支鏡下生検で診断する。

d 放射線感受性が高い。

e 予後不良である。


29 19歳の女性動悸胸痛とを主訴来院した。 生来健康であったが、 1か月前からむくみ自覚するようになった。 1週前にバスに乗り遅れそうになり、50 mほど走ったところで失神した。来院時の12誘導心電図(別冊No.11A)と収縮期の心エコー図(別冊No. 11B)とを別に示す。 この疾患でみられるのはどれか。

a 喘鳴 b 頸静脈怒張 c coarse crackles d 発作性夜間呼吸困難 e 肺動脈性II音の減弱


30 50歳の男性。 B型慢性肝炎で通院中に、 腹部超音波検査でに単発の占拠性病変を指摘された。 血液所見:赤血球440万、 Hb 12.8g/dl、 Ht36%、 白血球3,100、血小板13万。血液生化学所見:総ビリルビン1.1mg/dl、 AST49 IU/l、ALT47 IU/l。腹部ダイナミックCT(別冊No.12A、 B、 C)を別に示す。 治療方針の決定に最も有用なのはどれか。

a α1-アンチトリブシン法 b グルカゴン負荷試験 c 線維化マーカー d BT-PABA試験 e ICG試験


31 74歳の男性黄疸と灰白色便とを主訴来院した。意識清明身長167cm、体重56kg。体温37.6℃。脈拍80/分、 整。血圧124/68mmHg。眼臉結膜貧血を認めない。 眼球結膜黄染を認める。 心音と呼吸音とに異常を認めない。 腹部平坦、軟。上腹部に軽度の圧痛を認めるが、反跳痛や筋性防御を認めない。・脾を触知しない。 腫瘤触知しない。 血液所見:赤血球410万、 Hb12.8g/dl、Ht37%、白血球10,700、血小板21万。血液生化学所見:総蛋白6.7g/dl、アルブミン2.8g/di、 総ビリルビン14.2mg/dl、 直接ビリルビン10.0 mg/dl、 ASTI25 IU/i、 ALT278 IU/l、 ALP 1,240 IU/i(基準115~359)、 γ-GTP1,440 IU/l(基準8~50)、 アミラーゼ、125 IU/1(基準37~160)。 免疫学所見:CRP 02mg/di、CEA15.3,ng/m1(基準5以下)、 CAI9-9 15,380 U/mt(基準37以下)。 内視鏡的逆行性胆管膵管造影写真(ERCP)(別冊No. 13)を別に示す。 処理としてまず行うのはどれか。

a 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ

b 内視鏡的膵管ドレナージ

c 内視鏡的胆管拡張術

d 腹空鏡下胆嚢摘除術

e 内視鏡的除石術


32 50歳の男性。 シートベルトを装着せずに車を運転し、 電柱に正面衝突し搬入された。意識清明体温37.8℃。呼吸数30/分。脈拍132/分、整。血圧80/50 mmHg。 上腹部に圧痛を認める。 腹部超音波検査で腹腔内に大量液体貯留を認める。 まず投与するのはどれか。 2つ選べ。

a 酸素 b 抗菌薬 c アトロピン d 乳酸加リンゲル液 e ノルアドレナリン


33 66歳の女性倦怠感腰痛とを主訴来院した。 半年程前から倦怠感があり徐々に増悪していたが、 昨夕から急に腰痛を生じた。意識清明身長165cm、体重58kg。体温35.8℃。脈拍88/分、整。血圧128/76mmHg。・脾を触知しない。尿所見:蛋白1+、(-)。血液所見:赤血球 320万、Hb9.8g/di、Ht30%、 細赤血球1.2%、 白血球6,300(桿状核好中球4%、 分葉核好中球56%、好酸球3%、好塩基球1%、単球4%、リンパ球32%)、血小板13万。 血液生化学所見:血糖96mg/di、総蛋白9.8g/di、アルブミン3.4g/di、尿素窒素38mg/di、クレアチニン2.1mg/di、尿酸8.2mg/df、総コレステロール212 mg/d1、 トリグリセリド120mg/di、総ビリルビン1.0mg/di、直接ビリルビン0.4mg/di、 AST28 IU/1、ALT32 IU/1、 LDH280 IU/1(基準176~353)、 Na142 mEq/1、K4.2mEq/1、Cl ite2mE(1/1、Calc4mg/di、P4.0 mg/d1。血清蛋白電気泳動検査結果(別冊No. 14)を別に示す。 次に行う検査はどれか。 2つ選べ。

a 腎生検 b 骨髄穿刺 c 胸腹部造影CT d 血清可溶性IL-2受容体測定 e 血清β2-ミクログロブリン測定


34 生後12日の新生児。出血斑を主訴来院した。在胎40週2日、体重 3,300gで出生した。 出生時から左大腿部に直径5cmの暗赤色の腫瘤があり、 血管腫の疑いにて経過観察とし、 生後6日目に退院した。 生後8日から顔面前胸部とに出血斑が出現し、増加してきた。血液所見:赤血球280万、 Hb8.5g/di、 Ht25%、白血球5,800、 網赤血球8.3%、 血小板8,000、 PT 16.2秒(基準12.2)、 APTT65.4秒(基準対照32.2)。 血液生化学所見:AST 56 IU/1、 A⊠T23IU/1。 CRP 0.1mg/di。 この疾患でみられる検査所見はどれか。

a 血漿フィブリノゲン上昇

b 血液凝固第V因子の上昇

c 血漿FDP上昇

d Coombs試験陽性

e 骨髄巨核球減少


35 21歳の女性下肢の脱力を主訴来院した。 これまで時々手足しびれや脱力を自覚していたが自然軽快していた。 意識清明身長155cm、 体重40 kg。 血圧98/66mmHg。 眼瞼結膜に軽度貧血を認める。 四肢に筋力低下を認める。 尿所見:蛋白(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球350万、Hb 11.0 g/di、Ht32%、白血球6,800、血小板26万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/di、アルブミン3.5 g/d1、 クレアチニン0.8mg/dt、 尿酸4.2mg/di、 Na138mEq/1、 K2.8mEq/1、Cl 96mEq/1、 Ca 9.0 mg/d1、P 3.8mg/di、 血漿レニン活性 (PRA)5.0 ng/m1/時間(基準1.2~2.5)、 アルドステロン 45ng/di(基準5~10)。 動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):PH7.44、Pa0296Torr、Pace242 Torr、oe3-28mEq/1。 考えられるのはどれか。

a Liddle症候群 b Fanconi症候群 c Gitelman症候群 d 尿細管性アシドーシス e 原発性アルドステロン症


36 80歳の女性腹痛主訴来院した。 本日0時ころから右側腹部痛が出現した。 9時ころ自宅近くの診療所抗コリン薬非ステロイド性抗炎症薬とを投与されたが、腹痛改善しなかった。 午後から発熱出現したため、 15時ころに来院した。 数か月前から尿混濁に気付いていたが、排尿異常はなく、尿失禁は認めなかった。 50歳時に子宮頸癌で子宮全摘術の既往がある。 意識レベルは JCS I-2。 体温38.0℃。 脈拍80/分、 整。血圧158/78mmHg。 心尖部に2/6度の収縮期維音を認める。 呼吸音異常を認めない。 腹部平坦で、 右側腹部に軽度の圧痛を認める。筋緊張と反跳痛とは認めない。右肋骨脊柱角に叩打痛を認める。尿所見:蛋白2+、(-)、細菌1+、潜血 3+、沈渣赤血球100以上/1視野白血球100以上/1視野。血液所見:赤血球337万、Hb 107g/di、Ht 32%、白血球15,000(捍状核好中球 7%、分葉核好中球 88%、好酸球 0%、好塩基球 0%、単球 1%、 リンパ球 4%)、血小板 18万。血液生化学所見:血糖 185mg/di、アルブミン 3.4g/di、尿素窒素 20mg/di、クレアチニン 1.1mg/di、Na 135mEq/1、K 3.9mEq/t、 Cl iO3mE(1/1。 CRP 6.9mg/di。腹部造影CT (別冊No.15)を別に示す。 考えられるのはどれか。

a 骨盤腹膜炎 b 急性膀胱炎 c 急性腎孟腎炎 d 汎発性腹膜炎 e 無症候性細菌尿


37 67歳の男性。 凝血塊を伴う肉眼血尿主訴に来院した。 膀胱内視鏡写真(別冊 No.16)を別に示す。 この疾患で正しいのはどれか。 2つ選べ。

a 家族性発生が多い。

b 夜間頻尿を合併する。

c 扁平上皮から発生する。

d 染料と因果関係がある。

e 尿路で多中心性に発生する。


38 35歳の女性。 3回経妊、 2回経産。月経痛と過多月経とを主訴来院した。子宮は硬く手拳大に腫大し、 付属器は触知しない。 CAI25150 U/mt(基準35以下)。 骨盤部単純MRIのT2強調矢状断像(別冊No. 17)を別に示す。 診断はどれか。

a 子宮筋腫 b 子宮体癌 c 子宮肉腫 d 子宮腺筋症 e 子宮内膜増殖症


39 20歳の女性便秘、皮膚乾燥および1年間の無月経主訴来院した。既往歴に特記すべきことはない。 高校率業後、 食行動の異常を認め、 体重極端減少した。 両親と弟との4人家族。 母親との間に強い葛藤があり、 日常会話は極めて少ない。意識清明身長162cm、体重38.5kg。体温35.8°C。脈拍56/分、整。血圧92/56mmHg。 この疾患で認められるのはどれか。

a 病識欠如 b 恥毛脱落 c 皮膚の萎縮 d 活動性低下 e 皮膚色素沈着


40 39歳の男性急激な意識低下のため搬入された。 3か月前から頭痛を自覚していた。 既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。 意識レベルは JCS II-30。 不程がみられ、右瞳孔の直接対光反射はやや遅い。呼吸数10/分。脈拍48/分、整。血圧172/108mmHg。頭部造影MRIのT1強調像(別冊No.18)を別に示す。 初期治療薬として適切なのはどれか。

a サクシニルコリン b ニトログリセリン c グリセロール d ジアゼバム e アトロピン


41 36歳の男性手指ふるえ主訴来院した。 数年前から書字の際に手がふるえることに気付いた。 特に緊張時に悪化する。 ふるえのため、 食事の時にお椀の味噌汁をこぼすこともあった。 ふるえは飲酒時に軽減する。 歩行障害や安静時振戦は認めない。 治療薬として適切なのはどれか。

a L-dopa

b β遮断薬

c 抗コリン薬

d 副腎皮質ステロイド

e アマンタジン塩酸塩


42 62歳の男性四肢しびれと歩行障害とを主訴に伴われて来院した。 4年前から手の動かしにくさとしびれ感とを感じていた。 1年前から階段を下りるときに手すりが必要になったが、 医療機関受診しなかった。 昨日、敷居に足が引つかかりよろめいてから四肢のしびれが強くなり、自力で歩けなくなった。 健康診断軽度糖尿病指摘されたことがある。家族歴と生活歴とに特記すべきことはない。意識清明身長167cm、体重67kg。坐位はとれるが、介助しても立位は不可能。 徒手筋力テストでは上下肢ともほぼ3(fair)である。 深部確反射は上腕二頭筋以下すべて亢進し、 Babinski徴候は陽性である。四肢末梢優位の表在感覚低下を認める。 明らかな膀胱直腸障害はない。 頸椎エックス線写真の側面像(別冊No.19A)と頸椎単純CT(別冊No.19B)とを別に示す。 治療方針として適切なのはどれか。

a 安静 b 作業療法 c 放射線治療 d 固形食の制限 e 硬膜外ブロック


43 72歳の男性。 オートバイで走行中に乗用車と衝突したため搬入された。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。 意識レベルは JCS II-20。 呼吸数16/分。 脈拍64/分、整。血圧136/80 mmHg。全身の擦過傷と左前額部の皮下血腫とを認める。 両鼻孔から淡血性の液体流出があった。 入院時の頭部単純CT(別冊No20 A、 B、C)を別に示す。 この患者でみられないのはどれか。

a 髓液漏 b 気脳症 c 水頭症 d 硬膜外血腫 e くも膜下出血


44 48歳の男性動悸頭痛および発汗主訴来院した。 1年前の健康診断高血圧指摘されたが、放置していた。身長 168cm、体重69kg。体温36.8℃。脈拍88/分、整。血圧168/104mmHg。血液生化学所見:Na 142mEq/1、K4.5 mEq/1、尿中アドレナリン102µg/日(基準1~23)。腹部単純CTで副腎部に4X6cmの腫瘤を認める。 検査として有用なのはどれか。 2つ選べ。

a 血清Ca測定 b 副腎静脈造影 c フロセミド負荷試験 d デキサメサゾン負荷試験 e 131I-MIBGシンチグラフィ


45 8か月の乳児発達の遅れを主訴来院した。 4か月健診で・脾の腫大を指摘され経過観察されていた。 2か月前から全身筋緊張亢進が著明になった。 首はすわっているが、寝返りとお座りとはできない。身長64.1cm(-2.3SD)、体重6.9kg(-2.2SD)。 顔貌に異常を認めない。 腹部は膨隆し、 右肋骨弓下にを5cm、左肋骨弓下に牌を7cm触知する。 診断有用なのはどれか。

a 脳波 b 筋電図 c 骨髄像 d 腹部CT e 血中乳酸


46 25歳の男性。両眼の視力低下を主訴来院した。数年前から、季節に関係なくの痒みが続いている。 顔面皮膚はびまん性に潮紅しており、 頸部皮膚色素沈着を認める。視力は右0.9(矯正不能)、 左0.8(矯正不能)。 眼臉結膜充血乳頭増殖とを認める。 細隙灯顕微鏡検査で、 角膜異常はなく、水晶体混濁を認める。 眼底検査で、 右眼眼底周辺部に限局性の細膜剥離を認める。 合併が疑われる疾患はどれか。

a アトピー性皮膚炎 b 全身性エリテマトーデス(SLE) c 皮膚筋炎 d 強直性脊椎炎 e 成人Still病


47 35歳の男性。 2週前から続く血尿と血痰とを主訴来院した。 意識清明身長171cm、体重63kg。体温37.2℃。脈拍80/分、 整。血圧172/104mmHg。眼瞼両側下腿とに浮腫を認める。 両側上中肺野にcoarse cracklesを聴取する。尿所見:肉眼的血尿、蛋白2+、(-)。血液所見:赤血球350万、Hb 102 g/di、Ht30%、 白血球8,200、 血小板16万。血液生化学所見:総蛋白6.4 g/d1、 アルブミン4.5g/dt、尿素窒素52mg/di、 クレアチニン4.7mg/di、尿酸7.5mg/di。 胸部エックス線写真で両側上中肺野に斑状陰影を認める。 全身状態が悪く、 青生検を施行できない。 正常ヒト糸球体組織患者血清と標識抗ヒトIgG 抗体とを反応させた蛍光写真(別冊No. 21)を別に示す。 病態として考えられるのはどれか。

a 感染病原体が糸球体沈着

b 血清中の免疫複合体が糸球体沈着

c 破壊された成分糸球体沈着

d 血清中の抗体糸球体構成成分結合

e 糸球体沈着した流血抗原血清中の抗体結合


48 78歳の男性発熱および呼吸困難主訴来院した。 2日前から咽頭痛全身倦怠感とを自覚していた。同居している15歳と12歳の孫に4日前から39℃台の発熱があるという。喫煙は25本/日を53年間。意識はやや混濁体温38.6℃。呼吸数30/分。脈拍108/分、整。血圧100/72mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度(Sp02)88%。呼吸音減弱している。血液所見:赤血球480万、Hb14.5 g/di、 Ht45%、白血球 6,500、 血小板24万。 CRP9.0 mg/di。 検査として有用なのはどれか。 3つ選べ。

a 気管支鏡検査

b 胸部エックス線撮影

c 呼吸機能検査

d 動脈血ガス分析

e インフルエンザウイルス抗原検査


49 25歳の男性。 歩行障害を主訴来院した。 昨夜、 夕食後2時間卓球をして就寝した。 今朝から四肢がだるく、 力が入らないことに気付いた。 その後、 次第に筋力低下と倦怠感とが強くなり、 歩行不能となった。 10か月前にも会社のスポーツ大会があった日の深夜同様症状があったが、 翌日の午前中には回復していた。意識清明脈拍104/分、整。腱反射は消失している。感覚障害はない。食事はきちんととっているが、 体重は1年で6kg減少している。血液生化学所見:総コレステロール 120 mg/d1、 AST 25 IU/1、ALT 16IU/1、 CK 76 IU/1(基準30~140)、Na 145mEq/1、K 2.1 mEd/1、Cl O5mEq/1。 .

最も考えられるのはどれか。

a 多発性筋炎

b 重症筋無力症

c 周期性四肢麻海

d Gu加ain-Barre症候群

e ミトコンドリア脳筋症


50 52歳の男性意識障害で搬入された。 2年前に離婚し、一人暮らし。離婚後、飲酒量が増え、 毎晩日本酒8合を飲んでいた。 久しぶりに妹が訪ねていくと、意識混濁していたため、救急車を要請した。体温36.2°C。 脈拍104/分、 整。 血圧130/70 mmHg。 両下腿浮腫を認める。意識レベルは JCS I-3。 項部硬直を認めない。 両眼の外転障害と注視方向性の水平眼振とを認める。 歩行は失調性、腱反射は両下肢で低下している。 治療として適切なのはどれか。

a 血漿交換

b ブドウ糖液静注

c ビタミンB1静注

d 免疫グロブリン大量静注療法

e 副腎皮質ステロイドパルス療法


51 鉛取り扱い作業者と有機溶剤取り扱い作業者(トルエン主成分)とがいる事業所で、従業員の一般健康診断と特殊健康診断とを実施した。 有機溶剤取り扱い作業者に対してのみ、 前夜からの清涼飲料水、栄養ドリンクおよびアルコール飲料の摂取を禁止し、従業員全員に対して当日の朝食摂取許可した。 休日明けの午前中、 作業開始前に、血液尿とを採取した。 検体採取時期適切でない検査項目はどれか。 ,

a AST b HbA1c c 血中鉛 d 尿中馬尿酸 e 尿中i-アミノレブリン酸


52 47歳の女性。歩行困難を主訴来院した。最近、全身倦怠感発熱下肢のしびれ感および下肢遠位部の筋力低下による歩行困難出現した。 約2年前から気管支喘息治療を受けている。 意識清明身長160 cm、 体重52kg。 体温37.2℃。呼吸数22/分。脈拍84/分、整。血圧126/78mmHg。呼吸音軽度喘鳴聴取する。尿所見:蛋白(-)、(-)。赤沈48mm/1時問。血液所見: 白血球12,000(桿状核好中球3%、 分葉核好中球38%、 好酸球30%、好塩基球1%、単球2%、 リンパ球26%)、血小板22万。血液生化学所見:空腹時血糖98mg/di、総蛋白6.7g/di、アルブミン4.5g/di、尿素窒素10 mg/d1、クレアチニン0.8mg/di、尿酸4.8mg/di、 総コレステロール210 mg/d1、 総ビリルビン0.8mg/di、 AST28 IU/1、 ALT25 IU/1、 LDH186 IU/1(基準176~353)、 ALP 210 IU/1(基準115~359)、 Na142mEq/1、 K4.0 mEdii、 Cl98mEq/1。免疫学所見:CRP 12mg/di、 IgE1,200IU/mi(基準120以下)。 胸部エックス線写真に異常を認めない。 考えられるのはどれか。

a 過敏性肺臓炎

b 結節性多発動脈炎

c Churg-Strauss症候群

d 多発性筋炎・皮膚筋炎

e アレルギー性気管支肺アスペルギルス症


53 71歳の女性複視主訴来院した。昨日、起床時に転倒し、左眼窩部を打撲した。 その直後から上向きで複視がある。 頭部単純CT冠状断像(別冊No22)を別に示す。 この患者でみられるのはどれか。 2つ選べ。

a 縮瞳 b 眼球陥凹 c 眼臉下垂 d 開口障害 e 類部感覚鈍麻


54 50歳の男性。 4日前からの複視主訴来院した。 2か月前に左]]耳閉感[[と左難聴とを自覚したが放置していた。 左眼の外転障害されており、 両側頸部に2cm 大の硬い腫瘤複数触知する。 耳鏡検査で左鼓室に滲出液の貯留を認め、 聴力検査で左伝音難聴を認める。 次に行う検査はどれか。

a 眼底検査 b 聴性脳幹反応 c ツベルクリン反応 d 鼻咽腔内視鏡検査 e 副鼻腔エックス線撮影


55 58歳の男性。[[ 嗄声]]と慢性的とを主訴来院した。 6か月前から誘因なく、のどの異物感を自覚している。 呼吸困難嚥下障害とはない。 喫煙は40本/日を38年間。 飲酒は機会飲酒。 喉頭内視鏡の写真(別冊No23~)を別に示す。 この患者喉頭内視鏡写真として考えられるのはどれか。 2つ選べ。

a b c d e


56 53歳の女性。事務職。の圧迫感を主訴来院した。 5年前から気管支喘息があり、副腎皮質ステロイド吸入薬を使用している。 3年前から夕方になると、がかすむことがあった。 最近は、書類が見づらくなり眼の痛みを感じることが多い。 眼位と眼球運動とに異常を認めない。視力は右1.0(1.2X-0.25D)、左1.2(矯正不能)。眼圧は右22mmHg、左22mmHg。細隙灯顕微鏡検査では前眼部、中間透光体および眼底異常を認めない。 静的量的視野検査で異常検出されない。 :涙液分泌検査SchirmerテストI法で右10 mm,左10 mm。調節幅は両眼ともに2.0 D である。 対応として適切なのはどれか。

a 抗菌薬点眼 b β遮断薬点眼 c トロピカミド点眼 d 遠用眼鏡処方 e 近用眼鏡処方


57 1か月の乳児項部紅斑主訴来院した。在胎39週3日、正常頭位分娩で出生した。身長52cm、体重3,900g。紅斑は出生時から認めていた。活気があり哺乳も良好である。 項部の写真(別冊No. 24)を別に示す。 母親への説明として適切なのはどれか。

a 「薄状に隆起します」

b 「レーザー療法を行います」

c 「ほとんどが自然に消えます」

d 「新生児の10%にみられます」

e 「出血しやすいので注意しましょう」


58 68歳の男性就寝中の行動心配したに伴われて来院した。 週に数回、 就寝後1時間半ほどすると大声をあげ、 むくっと起き上がって何かと戦っているような行動をするようになった。制止すると我に返り「夢を見ていた」と言い、 再び就寝し翌朝には夢の中でのことだったと記憶している。 日中の行動異常は全くない。 身体的にはが固く、 動作が遅くなったといい、 物忘れを自覚している。 身長168 cm、体重60kg。四肢に筋固縮を認める。 Mini-Mental State Examination (MMSE)では21点(満点30)。 血液所見、血液生化学所見脳波および頭部単純MRI異常を認めない。 この患者睡眠障害はどれか。

a 夜驚症 b 夜間せん妄 c 夢中遊行症 d 側頭葉てんかん e レム睡眠行動障害 (REM睡眠行動障害)


59 73歳の男性肺炎ICU入院した。 身体的な経過良好であったが、 入院 5日目から、 夜になると点滴を外して暴れようとする。看護師ベッドに戻そうとすると、 「ここはどこか」、 「なぜはいないのか」と興奮することもあった。 日中は入院治療を受けていることをよく理解しており、 夜間のことを覚えていない。 精神症状への対応として適切なのはどれか。

a 一般病棟に移す。

b 家族面会制限する。

c 夜間部屋を明るくする。

d 夜間予防的に身体を拘束する。 .

e 昼寝をしてもらい睡眠時間を保つ。


60 原発性アルドステロン症で正しいのはどれか。

a 男性に多い。

b α遮断薬が有効である。

c 高カリウム血症を呈する。

d ACTHの日内変動は保たれる。

e 対側副腎の機能抑制される。

f 超音波検査で偶然発見される。

g 術後に副腎皮質ステロイド補充する。



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Last-modified: 2010-12-06 (月) 16:02:06 (3264d)