消化器系機能障害に用いられる薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a クエン酸モサプリドは、消化管内在神経叢のセロトニン5-HT4受容体を刺激して、アセチルコリンの遊離を抑制促進して消化管機能を低下活性化させる。
b ドンペリドンは、中枢性のドパミンD2受容体遮断作用により、上部消化管機能調整と制吐作用を示す。
c 塩酸ロペラミドは、腸管のコリン作動性神経機能を低下させて、ぜん動運動を抑える。
d 酸化マグネシウムは、腸管で炭酸水素マグネシウムになり、腸内浸透圧を高めてぜん動運動を促進する。
e センノシドは、小腸で吸収されて肝臓の薬物代謝酵素で大腸で腸内細菌叢によりレインアンスロンに代謝され、大腸のぜん動運動を亢進する。
1(a,b) 2(a,e) 3(b,d) 4(c,d) 5(c,e)