ほ乳類では、NAT-1とNAT-2、二つのアセチル化酵素があるとされる。
ヒトではNAT-2で遺伝的多型があり、イソニアジド等の代謝が著しく遅い場合がある。
白色人種のおよそ50%、黄色人種のおよそ10〜15%が該当するとされる。
N-アセチル転移酵素には多型が存在し、イソニアジドのアセチル化の遅い群の頻度は日本人では約9010〜15%である。
(薬剤師国家試験 89 160)
イソニアジドのslow acetylator群では、rapid acetylator群に比べてN-アセチルイソニアジドの生成率が増大低下する。
(薬剤師国家試験 90 160)